うつ病という言葉も気がつけばすっかり社会に浸透したのか、あちこちで見かけるようになった。
それぐらいに患者数が増え、社会問題となっているということではないかと思う。
それに対してうつ病に対する理解というものはまだあまり社会的に進んでいないように感じ、私の周りでも「うつ病なんてものはない、ただの怠けだ」と言う者は少なからず居る。
うつ病というものに縁のない人ほど、こういう風に感じるのではないだろうか?
彼らがそう言いたい理由もわかる。
理解しないのではなく、本当に分からないのだろう。
生まれて一度...
続きを読む≫ 2014/11/17 22:40:38 メイン
そうした人間の言う「気の持ちようだ、怠けるな」といった言葉を鵜呑みにして、無理に頑張ろうとして悪化させるのが一番よろしくない。
フルマラソンを苦もなく走りきれるような人間に「気の持ちようだ、怠けるな」といわれて同じペースでついて行こうとすれば途中で倒れることぐらいはだれでも想像できるだろう。
そちらの常識に合わせてやる必要はない、人は皆違うのだから。
最近ではうつ病のセルフチェックを行えるウェブサイトが増えてきている。
もしも周りの人間にそうしたことを言われ、不調を感じながらも自分は単に怠けてい...
続きを読む≫ 2014/11/17 22:41:07 メイン
おそらく多くの人はこのキャッチコピーを聞いたことがあるのではないだろうか?
これらはうつに対する偏見や恐怖心といったものを払拭し、出来る限り早期の発見と診断を促すためのものであり、決して「風邪程度のものだからほっとけば治る」などという意味ではない。
一部では誤解を招く言葉でもあるといわれ、疲労骨折に例えるべきだ、などという意見もあるぐらいだ。
私としては疲労骨折というのは上手い例えなのではないかと思う。
心も折れるものであるし、折れた状態で無理をすれば悪化するのもよく似ている。
早期発見と早期治...
続きを読む≫ 2014/11/17 22:41:27 メイン
日本は実際に診断されているうつ病患者の比率が少ないが、これは受診率の低さが原因としてあげられている。
うつ病患者の数は増加傾向であるが、これも受診に来ていない潜在患者の数が多く、先に上げたようなキャッチコピーによる効果で受診者が増えたことや、副作用の少ない薬がでてきたことでうつ病と診断される患者が増えているという側面もあるらしく、医療という側面から見て遅れていると言わざるをえないだろう。
現代社会はストレス社会とも言われ、そのストレスが原因でうつ病を発症する人も少なくはないだろう。
社会において...
続きを読む≫ 2014/11/17 22:41:47 メイン